「マネーボール」観ました。
私は野球には特に興味はないのですが、それでも文句なしに楽しめました。
いい映画です!
以下、断片的ですが感想などをメモしておきます。
★主人公のビリーには「謎」がある。自分のチームの試合を球場で直接見ようとしないのだ。
★スカウトたちの会議。高齢者集団! 老害? まさに「昔ながら」の世界。
★そして、そんなスカウトたちの失敗例がまさにビリー自身なのだと明かされていく。
★トレード話でインディアンスへ出向いて、思うようにいかないものの、選手ではないピーターをゲット。このエピソードの流れが大好き。ビリーとピーターのやり取りがワクワクする。(ちなみに、この時取れなかった選手リンコンは後に獲得することになる。その場面も見もの。)
★一塁手をめぐってのビリーと監督の対立が凄まじい。最終的にビリーの取った行動にも絶句・・・。
★自信を持てないスコット・ハッテバーグ役の役者さん、好演。
★モノに当たるビリーの姿。こりゃ離婚になるわなあ、なんて思った。娘のケイシーの存在が助けになるのも別居してるからこそ、だよねえ。あ、これは本筋と関係ないか。
★「データ・数字」を基にして獲得したジェレミー・ジオンビをトレードに出す・・・感情にまかせた不合理な行動に見えるけれど、どうやらこれが転機らしい。チームに良くない雰囲気をもたらす人物を外す・・・データ・数字が全てじゃない、実際にやってみてマズいことが起きれば修正していくのも必要、ってことだよね。
★そして選手それぞれに対して「考え方」を伝えていく。チームは変わっていく。
★「謎」が明らかになる。ビリーの「自分が試合の場にいると負ける」というジンクス。おそらくは選手時代の「自分が試合に出ても勝てない」という思いと結びついている。
★娘の言葉に背中を押されて、20連勝がかかった試合の場に行くビリー。でもジンクスどおりの展開になりかける。そして、それを破ったのは・・・。この映画最高のシーン!
★リーグ優勝できなかった、ワールドシリーズに行けなかった、だから価値はない、というビリーにピーターが見せるビデオがいい。力強いメッセージだ。
いやいや、いい映画でした。
実在の人物、実話を基にしているのだそうです。
たっぷりと楽しませてもらいました(^^)