今日の歌詞解説は Taking A Chance On Love です。
早速いきましょう。
【 Here I go again 】
「さあ、私は再び進みます」ですね。
【 I hear those trumpets blow again 】
いわゆる S+V+O+C の文型です。
「再びトランペットが鳴るのが聞こえる」という意味です。
blow は「原形不定詞」と呼ばれるもので、形は動詞そのものですが、ここでは補語として機能しています。
those trumpets と複数になってます。
明るくて華やかで賑やかなイメージですね。
【 All aglow again taking a chance on love 】
aglow は形容詞で、「燃え立つように照り輝いて、情熱に燃えて」。
All のあとに動詞が省略されているのかな? と思います。
All are aglow again だと考えると「全ては再び照り輝いている」ということになりますね。
take a chance on ~ は「~に賭ける」という意味。
taking a chance on love は「分詞構文」という形で、原因・理由、付帯状況などを表します。
ここでは「愛に賭けたので、愛に賭けてみたら、愛に賭けて」といった意味になると思います。
この taking a chance on love は、直前の All aglow again だけでなく、その前の Here I go again や I hear those trumpets blow again にも繋がっていると考えることも出来そうです。
【 Here I slide again 】
「さあ、私は再び slide します」ですね。
slide は「すべる、すべり動く、流れる、滑走する」といった意味がありますが、ここでは「滑走」のイメージかなあ、という気がします。
【 About to take that ride again 】
主語と動詞が省略されているのだと思います。
復元すると I'm about to take that ride again となりそうです。
be about to ~ は「今にも~しようとしている」。
ride は「(馬・乗り物などに)乗ること」。
全体で「私は今にも、再びあの愛という乗り物に乗ろうとしている」といった意味合いになると思います。
【 Starry-eyed again taking a chance on love 】
ここも主語・動詞の省略だと考えられます。
starry-eyed は辞書には「夢見がちな、夢想的な」とありましたが、そのまま「キラキラした目の」と考えた方がピッタリくるような気もします。
愛に賭けた主人公の目は再びキラキラと輝いて・・・ってことですね。
【 I thought that cards were a frame-up 】
card は複数形 cards で「トランプゲーム」の意味になります。
frame-up は「陰謀、でっちあげ、八百長」。
「私は、トランプゲームは八百長なのだと考えていた」ということになりますね。
【 I never would try 】
「私はトライしようとしなかった」。
主人公は「出来レースみたいなものにトライしたところで、どうせいい結果が出ることなんてないんでしょ」と考えていたのですねえ。
【 But now I'm taking the game up 】
この take up は「手に取る、拾い上げる、始める、従事する」という意味のようです。
take the game up で「ゲームを手に取る、ゲームに従事する」ということになります。
でも、やっぱり、主人公はやってみることにしたのですねえ。
【 And the ace of hearts is high 】
「そしてハートのエースが high である」???
う~ん、ここはよくわからないです。
何かしらのトランプゲームでの一定の状況を表しているのだと思われますが。
辞書にはトランプ用語として「(札が)高位の、トリックを取れる」とあります。
要するに、とても良い状況になった、ということでしょう。
【 Things are mending now 】
「事態は良くなっている」ですね。
thing は複数形 things で「こと、事態、成り行き」という意味になります。
mend は「(事態が)好転する、(誤りなどが)改まる、(傷が)治る」。
【 I see a rainbow blending now 】
「虹が溶け合うのが見える」。
blend はここでは「融和する、色が溶け合う」という意味だと思いますが、虹は虹のままでキレイなのに、何だかピンとこない気もします。
あまり深い意味はなくて、前の文の mending と韻を踏むために選ばれた動詞なのだと思います。
【 We'll have our happy ending now taking a chance on love 】
「愛に賭けて、今私たちは幸せなエンディングを迎えましょう」。
ここでの will は、単純な未来時制を表すものではなく、話し手の意志を表す助動詞として使われているのだと思います。
「自分たちの力で幸せな結末にするのだ」という気持ちの表明、ってことですね。
以上、参考になりましたら幸いです。
著作権の関係上、ここでは解説以上に踏み込んだ翻訳・和訳をすることはできません。
皆様それぞれに試みていただければ、と思います。
/// Words by John Latouche & Ted Fetter///
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