成見和子のブログ

日々雑感、ジャズ歌詞、映画、読書。

ジャズ歌詞解説 ~Moon River~

今日の歌詞解説は Moon River (ムーン・リバー)です。

早速いきましょう。

 

【 Moon river, wider than a mile, I'm crossin' you in style someday 】

文法的にどうなっているのか、実はよくわからないです。

Moon river に対して呼びかけていて、その内容が "I'm crossin' you in style" で、wider than a mile は Moon river を修飾している、と考えるのが自然だと思うのですが。

全体で「1マイルよりも広いムーンリバーよ、私はいつか格好よくあなたを渡ります」ということになりますね。

もちろんこのままでは和訳としては全くダメで、いろいろと工夫する必要があると思いますが。

style は「品のよさ、品格」といった意味で、in style で「上品に、一流のやり方で」という意味になるようですが、「格好よく」という日本語がしっくりくる気がします。

I'm crossin' you は、形は「現在進行形」ですが、ここでは現在進行中の出来事を表しているのではなく、未来のことを言っています。

確定的な未来や予定を表す場合に現在進行形が使われることがあって、「強い決意」を含む意味合いで使われることもあるようです。

この歌でも「きっとあなたを越えてみせる」というニュアンスを含んでいるのかもしれません。

 

【 Old dream maker, you heart breaker, wherever you're goin’ I'm goin' your way 】

old dream maker も heart breaker も、Moon river のことを言っているのだと思います。

Moon river が実際に存在する川のことなのか、主人公の心の中にだけ存在するものなのかはわかりませんが、夢見た時も、傷ついた時も、ずっと共に生きてきた大切なものなのでしょう。

それを擬人化して old dream maker(昔なじみの夢作りさん)、you heart breaker(あなた、悲しませやさん)と呼びかけているのですね。

そして「あなたがどこへ行こうとも、私はあなたについて行く」と言っています。

これからも一緒に生きていこう、ということでしょう。

主人公にとってムーン・リバーは越えたい存在でもあり、一緒に流れていく存在でもある、ということですね。

 

【 Two drifters off to see the world, there's such a lot of world to see 】

これも、文法的にどうなっているのか、よくわからないです。

とりあえず、冒頭の文とパラレルに考えて、 two drifters  に対して "There's such a lot of world to see" と話しかけているのだと考えてみます。

off to see the wolrd は two drifters を修飾していると考えられます。

(間違っている可能性も高いと思いつつ・・・です。)

全体で「世界を見に行こうとしている二人の漂流者よ、見るべき世界はこんなにも多いのです」ということになりますね。

主人公が自分たち(自分とムーン・リバー)に対して語りかけているのだと思います。

(再度、理解が誤っている可能性も高いと思いつつ・・・です。)

 

【 We're after the same rainbow's end waitin’ round the bend, my Huckleberry friend, Moon river and me 】

この after は目的を表す前置詞で、「~を求めて、を追って」という意味です。

we're after the same rainbow's end は「私たちは同じ虹の果てを追い求めている」ということになりますね。

waitin' round the bend は「曲がり目あたりで待ちながら」。

bend は「湾曲部、曲がり目」ですが、川の流れの曲がっている部分・人生の転換期どちらも連想させますよね。

reinbow's end が何を意味するのか、はっきりとはわかりませんが、何となく「夢の場所・理想の場所」を思わせます。

my Huckleberry friend は Moon river への呼びかけだと思います。

huckleberry はブルーベリーに似た果物だそうです。

主人公の中でムーン・リバーとハックルベリーが何かしら結びついているのでしょう。

Moon river and me は、この文の主語 we を具体的に表したものだと思います。

 

以上、参考になりましたら幸いです。

著作権の関係上、ここでは解説以上に踏み込んだ翻訳・和訳をすることはできません。

皆様それぞれに試みていただければ、と思います。

/// Words by Johnny Mercer///

 

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