成見和子のブログ

日々雑感、ジャズ歌詞、映画、読書。

「ミノタケミノタケ」という呪文。

私が日頃から心がけているのは「身の丈に合った暮らしをすること」。

世の中、誘惑だらけですもん。

買い物しようと一歩外へ出れば、美味しそうなもの、オシャレなお洋服、可愛らしい雑貨が目に飛び込んで来ます。

誘惑を振り切って必要なものだけを買って帰るのは至難のワザ。

すさまじい意志力が必要です。

出来るだけ家にこもって刺激を避ければよさそうですが、SNSというヤツがねえ。

お友達の皆様の「○○でフレンチ!」とか「今日は家飲み。ワインはこれ♪」とか「今いちばんお気に入りのジュエリー」とか、向こうから勝手に目に飛び込んでくる。

私、オカネモチの方々とはできるだけリアルでの接点を持たないようにしてます。

「美味しいお店見つけたよ、ランチ行こ!」なんて展開になったりするのがイヤで。

「ある程度年齢を重ねたら、ホンモノを持たなくちゃ!」なんてアドバイスされても困るし。

あ、美味しいランチや本物ジュエリーを否定してるワケではないのです。

財力のある方は、存分に楽しめばよいと思うのです。

でも私は「財力のある方」ではないので。

実にシンプル。

身の丈を超える行動を取ればいずれ破綻する、それはダメ、というだけのこと。

でもねえ・・・こんなアタリマエのことが見えにくい世の中になってるように思います。

キラキラしたものが絶え間なく目に飛び込んで来る中で、「でもそれは自分が所属する世界ではない」と冷静に判断するのは難しいですもん。

で、そんな時の呪文があるのです。

「ミノタケミノタケ」と(心の中で)唱えるのです。

もちろん「自分の身の丈を考えなさいよ」という意味でございます。

これ、けっこう効きます。

効きが鈍いときは「ミノタケミノタケミノタケミノタケ・・・」と何度でも繰り返します。

そうやって自分を現実に引き戻すのです。

あ、念のため、私は「必要以上のケチ」ではありません。

本当に会いたい人とは(贅沢すぎない程度の)ランチするし、たまにはユニクロじゃないお洋服も買います。

ちゃんと家計簿つけてて、「どこまでなら大丈夫」と把握してるのでございますよ。

まずは自分の「身の丈」を正確に知る、それがスタートだと思ってます。

 

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