成見和子のブログ

日々雑感、ジャズ歌詞、映画、読書。

鉄道用語「行き違い」の違和感の正体。

JR外房線の特急わかしお安房鴨川行きに乗っていた時のこと。

本来停車駅ではない駅に停車。

「行き違いのためしばらく停車します」とのアナウンス。

(もちろん扉は開かない。)

私は特に何も感じず。

外房線の上総一ノ宮以南には単線区間があるため、適宜離合が必要なのです。

ところが、その時同乗していた人が反応。

「行き違い」は変じゃないか? というのです。

ヘンかな? そうかな?

ちょっと考えて、「あ、そうか」と気がつきました。

一般の言葉としての「行き違い」には「正しくない、よくない、間違った」というニュアンスが含まれるのですよねえ。

「連絡がうまくいかず行き違いになってしまいました、申し訳ありません」みたいな。

鉄道用語の「行き違い」にはそういうニュアンスは全く含まれないのだけれど、それを知らないと妙な感じがしてしまうのは当然ですよねえ。

どうしても「ミスがあって行き違いになってしまいました」みたいに聞こえてしまうのでしょう。

いやいや、単線区間でミスがあったら正面衝突ですからぁ(笑)

一般の言葉と専門用語のズレ、って面白いです。

慣れてる人には何の引っかかりもないのが、慣れない人には「え???」となってしまうのですよねえ。

私は法律系の専門職なのだけど、たとえば・・・

・・・あ、これはここで書くことじゃないですね。

仕事のホームページのブログの方に書くことにします(^^)

 

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