成見和子のブログ

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ジャズ歌詞解説 ~Like Someone In Love~

今日の歌詞解説は Like Someone In Love (ライク・サムワン・イン・ラブ)です。

私の歌詞解説では、「文法的な一文」をまとめて表記しています。

なので、よく見る歌詞の表記とは異なっています。

また、理解の助けとするためにカンマ等を補っている箇所があります。

この点、どうぞご了承ください。

ではいきましょう。

 

【 Lately I find myself out gazing at stars, hearing guitars, like someone in love 】

lately は「最近、近ごろ」。

find oneself は「自分が(ある場所・状態に)いるのに気がつく」。

気がつくと~している、という感じでしょうか。

out は、 find にくっついて find out なのか、それとも「外で」という意味なのか、よくわからないです。

「星を見つめている自分を発見する(気がつく)」なのか「気がついたら外にいて星を見つめている」なのか。

とりあえず find myself out をひとかたまりと考えて進めましょう。

「私はこの頃、気がつくと~してるのよ」という感じになりますね。

「気がつくと~している」の「~」の部分が二つあって、それが gazing at stars と hearing guitars ということ。

最後に like someone in love 「まるで恋してる人みたいに」と言ってます。

気がつくと星を見上げている自分、音楽が何だかとても沁みる自分・・・そんな自分がいることにふと気がつく。

つまり、要するに、恋に落ちちゃった、ってことですね。

 

【 Sometimes the things I do astound me mostly whenever you're around me 】

この文の主部(広い意味での主語)は the things I do です。

「私のすること」ですね。

things のあとに関係代名詞 that が省略されています。

sometimes the things I do astound me で「時々、私のすることは私をびっくりさせる」。

astound は「びっくり仰天させる、~の肝をつぶす」。

自分でもびっくりするような行動を取ってしまう、ってことですね。

どんな時にそうなってしまうのかというと、mostly whenever you're around me 「あなたが私の近くにいる時は殆どいつも」。

 

【 Lately I seem to walk as though I had wings, bump into things, like someone in love 】

I seem to walk as though I had wings は「私はまるで羽が生えたように歩いているみたいだ」。

フワフワしちゃってるんですねえ。

bump into things は「(私は)いろいろな物にぶつかる」。

like someone in love 「まるで恋してる人みたいに」。

あるあるですねえ。

 

【 Each time I look at you I'm limp as a glove and feeling like someone in love 】

each time I look at you は「私があなたを見るといつも」。

I'm limp as a glove は「私は手袋みたいにぐにゃっとなる」。

limp は「柔軟な、しなやかな、ぐにゃぐにゃした」。

glove は「手袋」ですが、発音は「グローブ」じゃなくて「グラブ」という感じです。

love と韻を踏んでいるのです。

何故ここで「くたっとなった手袋」なんていう例えが出てくるのでしょう?

たぶん深い意味はなくて、love と韻をふませたかっただけなのでは? と思います。

and feeling like someone in love は「そして(私は)恋してる人みたいに感じる」。

 

以上、簡単な解説ですが、参考になりましたら幸いです。

著作権の関係上、ここでは解説以上に踏み込んだ翻訳・和訳をすることはできません。

皆様それぞれに試みていただければ、と思います。

/// Words by Jhonny Burke///

 

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