成見和子のブログ

日々雑感、ジャズ歌詞、映画、読書。「やさしい法律用語解説」は現在準備中。

めがね【ネタバレ注意】

「めがね」観ました。

断片的ですが感想などをメモしておきます。

 

★「来た」の意味深な感じと、もたいまさこ(サクラ)の不思議感。冒頭からワクワク。プロペラ機の小さなタラップがいいですねえ~。海がキレイ!

 

★「春先のお客さんは3年ぶり」。「迷わずに来たお客さんも3年ぶり」。ユージのセリフが何となく引っ掛かるなあ。

 

★お重のお弁当が魅力的♪

 

★放置されたスーツケース。ふふっ、と笑ってしまった。何だか象徴的。あ、笑っちゃいけないのか。タエコにとっては大問題。

 

★メルシー体操の曲。3拍子なのが何だか緩くてイイ♪

 

★タエコの違和感増大が可笑しくて楽しい。いやいや、楽しんじゃいけない。私も同じ状況に放り込まれたら間違いなく逃げ出す(笑)

 

★食べ物がいちいち魅力的。「たそがれる」は結局のところよくわからなかったけれど、別に質素にする必要はなくて、どうやら「美味しいものを食べる」こととは両立するらしい。

 

★「マリンパレス」爆笑! 薬師丸ひろ子にこんなことさせるんじゃないっ!(笑) マリンパレスの食事はきっと美味しくないだろうなあ・・・。

 

★自転車でタエコを拾いに来るサクラ。この期に及んでまだスーツケースを持って行こうとするタエコ。厳しい表情のサクラ。セリフがないのに濃い瞬間だ。そうそうタエコ、余分なモノは置いていけ~! 捨ててしまえ~!!

 

★ヨモギくん登場。タエコとの関係が気になるけど、そこへ突然の海老とビール。ヨモギくんの食べっぷり・飲みっぷりに、「ま、いいか」という気分になってしまった。

 

★「いつまでいるつもり」に「飽きるまで。」がいいなあ。

 

★かき氷やさんの食器棚やスプーンの入ってる抽斗がいい感じ♪ サクラさんは魔法のかき氷を作る魔法使い、ってところかあ。

 

★コージ、いつもそこにいて、いい存在感。

 

★ユージとハルナのマンドリン。タエコが来た最初の日に聞いた音はこれだったんだねえ。あの美味しそうなお重の料理が頭に浮かんだ。

 

★あ、サクラさんのかき氷は単なる魔法じゃない。丁寧に小豆を煮てるんだねえ。そして、相手の置かれた状況を感じ取って「響く言葉」を投げ込む。小豆の声も人間の心の声も聴き取る天才、ってことなのかぁ・・・。

 

★ハルナのヤキモチがちょっと可愛い。タエコに突っかかるけど、結果として「響く言葉」を贈ることになる。いいヤツだ。

 

★タエコの正体はわからないけど、わからなくてもいいけど、スランプに陥った作家か漫画家かな?なんてことを思った。だとしたらヨモギくんは編集者? いやいや、そんなこと考えるのは野暮だよね。

 

★ヨモギくんのドイツ語の詩らしきもの、サクラさんのかき氷へのお礼なのかな。内容には深~い意味があるのかもしれないけど、「ま、いいか」です。

 

★3年前に迷わずにハマダへやって来たのはハルナだった、ってことかぁ。そのまま島に住み着いてる、ってことなのかな。

 

★めがねを落としてしまうも「ま、いいか」なタエコ。いい感じ。

 

★そして次の春。コージ、君は女の子だったのかぁぁぁ!!!

 

★タエコ、新しいめがねがお似合い。柔らかい雰囲気になってる。

 

★タエコが編んだ赤いやつ、長い長い。羽衣みたい。サクラさんは魔法使いじゃなくて天女だったかぁ(笑)

 

う~ん、なんかよくわからないけど、いい映画だった。

ただし、実際にハマダへ行ってみたいか、サクラさんと会いたいか、サクラさんのかき氷を食べたいか、というと、それは微妙(笑)

映画の中の世界だから、ってことなのですね。