弱点を克服しよう!
・・・みたいな言葉を見たり聞いたりすると、つい「無理なものは無理なんだよね・・・」と心の中でつぶやく私です。
ネガティブ? 後ろ向き?
いいんです、そう思われても。
自分の能力の範囲内で何とかする、というスタイルで生活してます。
私、よく道に迷います。
何かしら能力に欠けてるところがあるみたいです。
でも、訓練で何とかしようとか、もう考えてないです。
だって還暦過ぎたおばさんですもん。
そろそろ「おばあさん」と言われる年齢ですもん。
今から努力して欠陥を矯正しようとは思わないです。
もちろん、実害が出るのは困りますから、対策はします。
初めての場所へ行くとき、最寄り駅から現地までは地図を見てルートを決めますよね。
その際、「近い」は選ばず、「間違わない」を選択することが多いです。
住宅街の中を抜けていくよりも、遠回りになってもよいので大通りに沿って行く、とか。
数分余計に歩けばよいだけのことですもん。
その分、早めに出発すればよいだけのことですもん。
この頃、聴力が落ちてきたようです。
スーパーやコンビニで「○○円です」が聞き取れないことがあって。
そんな時も、聞き返したりはせず、レジの表示を見ます。
耳がダメなら目で確認すればいい、ってこと。
こちらの聴力の問題ではなくて、店員さんの発音が良くない場合もあるのでしょうけど。
でも、それを指摘するのは、「老害」とか「カスハラ」とか言われそうだし。
余計なエネルギーを使う必要なんてないんです。
要するに、欲しいものが買えればOKなので。
初めてのお店のレジでは、どこに金額が表示されてるか、すぐにわからないこともありますよねえ。
そんな時は、お札出しちゃいます。
「千」だけ聞き取れて、あとはわからなかったら、2千円出せばよいんです。
・・・と、ここまで書いたところで、気がつきました。
認知症の方のお宅へ行くと、硬貨であふれそうな箱や缶を見かけます。
あれって、「わからなかったらお札を出せばよい」の結果なのですよねえ、たぶん。
「わからない」原因は聴力の低下ではなくて、「計算できない」だったりするのでしょうけど。
ある意味「自分の能力の範囲内で何とかしてる」ってことで。
私のやってることと、根本は同じなのかも。
そう考えると、認知症の人に怒ったりしちゃダメ、というのが腑に落ちます。
ちょっと脱線しましたが・・・
ともかく、これからも「弱点は克服しないスタイル」でいきます!
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