「幸せのレシピ」観ました。
断片的ですが感想などをメモしておきます。
★原題は「 No Reservations 」。意味は良くわからないけれど、直感的に原題の方が内容をよく表しているのでは? という気がした。
★辞書を引いてみた。reservation には「予約」という意味の他に「隠し立て・遠慮・秘密」という意味もあるらしい。
★「予約」という意味から考えてみると・・・ケイトの勤務先は「予約必須」の有名店だった。物語の最後に持った自分たちの店は「予約などいらない、ぶらっと寄ってね」みたいな雰囲気。
★「遠慮・秘密」という意味から考えてみると・・・ケイトとゾーイの間には最初「遠慮」があったが、だんだんとなくなる方向へ展開していく。ケイトはニックを信頼するようになってからサフランソースの「秘密」を明かす。最終的に3人は「 No Reservations 」な関係となる。
★他にも reservation という言葉で読み解ける部分がたくさんありそう。
★ゾーイと暮らす、という非常事態になぜか合わせたように登場するニック。そして大活躍。一見ご都合主義のようにも思えるけれど、実はそうでもない気がする。ニックはケイトの料理に惹かれて、一緒に仕事がしたくてやって来た。ケイトは自分の力でニックを引き寄せた。つまり、ピンチを救ったのはケイトがそれまで真面目に積み重ねて来た仕事そのものだった、と言えそう。
★それにしてもケイトの性格や考え方には難がありすぎ(笑)
★いやいや、笑えない。私にも似たようなところがある。私はケイトほど優秀じゃないけど。共感できる部分多し。
★いろんな要素が詰め込まれていて涙あり、笑顔ありなのだけど、ひと言でまとめてしまうと「主人公の人生の転機」ってことなのだと思う。
★「セラピー」っていうのは日本では定着していないのでイメージがわかない。アメリカでは実際にあんな感じなのかな? それにしてもオーナーはお気の毒。店のためにケイトをセラピーに行かせたのに、結局ケイトは自分の道を見つけて去ってしまう・・・。
★生肉をフォークでぶっ刺して・・・のシーンは賛否両論あると思うけど、私は大好き。ケイトはやっぱりケイトだ! ケイトらしさ炸裂!!
この映画は、ドイツ映画「マーサの幸せレシピ」のリメイク作品なのだそうです。機会があったらそちらも観てみたいです。
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