踏切。
私の暮らしには絶対に外せないもの。
いや、「外せない」は意味が違うか。
本当に「外そうとしても外すことが出来ない」のです。
自宅が線路のこっち、仕事場は線路のあっちなのです。
だから、仕事場に行く日は必ず踏切を渡ります。
以前、近所で事故があって踏切が開かなくなったことがありました。
いつもの踏切のもうひとつ先の踏切も、反対側のひとつ先の踏切も閉まったまま。
こうなるとお手上げです。
あちら側へ行く手段がありません。
踏切が開いていれば仕事場まで徒歩3分なのに。
仕事場とは逆方向に数分歩けば跨線橋があるのだけど、そこまで行くか、それともこのまま待つか。
こういう場面って、往々にして「あ~あ、間違った」という結果になるのですよねえ。
跨線橋まで歩けば踏切は開くし、そのまま待っていればいつまでも開かない。
そんなもんです。
結局その時は、いったん家に戻って復旧を待ちました。
子供の頃は、踏切を渡るのが怖かったなあ。
根拠のない恐怖なのだけど。
遮断機が上がっていて警報器が鳴ってなくても、本当に電車来ないよね? なんて思ってました。
いつも早足で渡ってたなあ。
今はどちらかというと踏切は好きです。
というか、「踏切のある景色」が好きってことかな。
インスタグラムで時々「#踏切」を見ます。
素敵な写真がたくさんあがってます。
見ているうちに「#フミキリスト」というタグを見つけました。
踏切好きさんたちの自称のようです。
絵も工作も踏切ばっかり、という坊やがいたりして。
踏切Tシャツや踏切柄の靴下もあるんですねえ。
靴下に「とまれみよ」なんて書いてある。
眺めてると楽しくなります。
それにしても「フミキリスト」とはうまいネーミングだなあ。
辞書に載せるとしたら「日常から踏切が外せない人のこと」みたいになるのかな(^^)
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