これは他人事(ひとごと)じゃない。
「ADHDは成人の約3~4%に認められると考えるのが妥当であろう」だと。
誰もが必ずADHDの人と関わりを持っているだろう、ってこと。
気がつかないまま、ってことも考えられる。
知らないまま、双方がストレスをため込んでいるのかも。
ドキッとしたのは専門学校の事務職員の方の例。
学生の成績管理やカリキュラム管理の担当。
それに資格過程の担当が加わる。
「これは、保育士及び社会福祉主事の資格過程の運営業務で、これらの資格過程に関する授業の管理、学生に対するオリエンテーション、実習先への依頼、実習報告会の実施、資格証明書の発行などさまざまな内容を含むものだった。」
さらに新たなコースの設置が決まり、その対応までもが担当となった・・・。
いやいや、ムリでしょ、これ。ADHDじゃなくたって。
そもそも仕事の難易度が高すぎる。
私だったら絶対ムリ。
ん? あれ? もしかして・・・私も発達障害なの?
いや、そうじゃないと思う。ASDの傾向はあると思うけど。
今の世の中、求められるレベルが高すぎるんだよなあ。どんな場面でも。誰に対しても。
だから、誰もが辛い。生きづらい。
ADHDの人にはとんでもなく辛いだろうと思う。
著者は医者だから、治療法についてあれこれと記述している。
でも・・・。
治療してまで適応しなくちゃならないのか?
そもそも社会生活の難易度が高すぎるのではないか?
・・・そんなことを思ったのでした。