「普通に美味しい」は褒め言葉なのだと思う、たぶん。
少なくともマイナス評価ではないのだと思う、たぶん。
なぜ「たぶん」なのかというと、この「普通に」の用法に接する機会がまだ少ないから。
サンプル数が少ないため、正確な分析ができない、という感じ。
若い人たちは多用しているみたいだけど。
我々世代はあまり使わない、いや使わなかった。これまでは。
でも最近は自分も使うことがある。便利なので。
もしかしたら意味合いがズレてるかもしれないのだけど。
なので、自分にとってどんな具合に便利なのか考えてみた。
①自分の表現力の欠如を隠すことができる
美味しいと感じた。でもグルメリポーターみたいに様々に表現する能力はない。
そんな時には「普通に美味しい」と言っておけば切り抜けられる。
この場合の「普通に美味しい」は、実はかなりの高評価。「美味しい!」とイコール。
②話の進展を避けることができる
「美味しいね!」などとテンション高めに言ってしまうと、そこから話が広がってしまう。
「どう?」と聞かれても、「普通に美味しい。」と言っておけば話を終わりにできる。
実際に不味い場合には使いづらいので、「美味しい」ことは事実。
避けているのは「食べ物に対する評価」ではない点がポイント。
③若い世代との会話のツールとして
というか、若い人たちの言葉に引きずられて、つい使ってしまう、というのが現状。
この場合も実際に不味い場合には使えない。
なので「普通に」の部分に特に意味はなく、「普通に美味しい」イコール「美味しい」。
・・・こんな感じかなあ。
もしかしたらズレてるのかも。