成見和子のブログ

日々雑感、ジャズ歌詞、映画、読書。

ティッシュ配りの目的は?

改札を出て、いつもの道を歩き始めたら・・・ああ、今日もいる。

ティッシュ配り軍団。

接骨院が新しく開院したみたいで。総勢4~5人で。

連日なのです。

ティッシュ受け取りたくない私は、あれやこれやの対応。

下を向いて歩いてみたり。

目が合わないように視線を泳がせてみたり。

いつもと違う道へ曲がってみたり。

でも、曲がった先にもやっぱりいて・・・。

ああ、疲れる・・・。

いや、待てよ。

何で私が疲れなきゃならないんだ?

ニッコリ笑って受け取ればいいだけの話だよね。

ティッシュ受け取ったら新規顧客にならねばならん、なんてことはないんだし。

でも出来ないのですよねえ。

結局、気が弱いってことなのです。

お返しをしなきゃいけないような気になってしまうのです。

返報性の原理とか返報性の法則とか言うんだっけ?

そんなことを考えながら歩いてたら・・・

「いつもありがとうございます! 助かってます!!」という元気な声が。

見ると、私と同じぐらいの年頃のオジサンがティッシュを受け取ってる。

そして「頑張れよ~」みたいなことを言ってる。

一瞬???だったけど、ちょっと考えてわかりました。

このオジサン、私と同じでこの場所が「いつもの道」なのですね。

で、通るたびにティッシュを受け取っていて、顔なじみになってしまった、というワケ。

スタッフからしてみれば、「ノルマに協力してくれる優しい人」なワケだ。

でもちょっと待て。

そもそもティッシュ配りの目的は?

接骨院の存在を知ってもらって、お客を増やすことだよね。

だったら、同じ人に何度も配っても意味ないのでは?

・・・あ、そっか。

それは経営者の視点だよね。

スタッフにとって重要なのは「一日に○○個配る」というノルマを果たすこと。

つまり、ティッシュ配りの目的は「ティッシュを配ること」なのだよねえ・・・。

そう考えると、ちょっと笑ってしまった。

そういえば、郵便受けに投函されるチラシ、時々同じものが2枚入ってるよなあ。

もしかしたら「2枚ずつ入れて早く終わらせよう!」なんてこともあるのかも。